こどもとりびあ

ド田舎で子育て中。暮らし、子育て・知育のことなど。

絵本「てぶくろをかいに」を読んで。

こんにちは。
知育ヲタクのサヨです。

今回は新見南吉作「てぶくろをかいに」の感想を少し…。

「てぶくろをかいに」は子供の頃に読んだ記憶はあるものの、母になって読むのは初めてでした。

3歳&1歳のママの私は、母さんギツネの行動に疑問を抱いたのと同時に、昭和の母ってこんな感じだったのかなー…?私って過保護なのか…とかなんとか、母ならではの感想がありました。



新見南吉「てぶくろをかいに」

私が読んだものは、いもとようこさんの絵の本です。

てぶくろをかいに (大人になっても忘れたくないいもとようこ名作絵本)

いちおう、あらすじなども…。

初めて雪をみた子ギツネちゃん。
調子に乗って雪遊びをして、手が冷たくなっちやいます。
母さんギツネは、子ギツネちゃんに手袋を買ってあげることにしたものの、昔、人間にひどい目に遭わされたトラウマで街まで行くことが出来ません。
そこで子ギツネちゃんの片方の手を人間の手に化かして、人間の手の方をお店のドアの隙間に入れて手袋を買ってくるように言います。
子ギツネちゃんは間違えて「キツネの手」を差し出してしまうのですが、無事に手袋を買って母さんギツネの所に帰ってくる…

平成ママの過保護(?)な感想…

新見南吉さんの文章は優しいなぁーと思います。
子ギツネちゃんが初めて雪を見たときの様子も、とっても詩的で素敵です。


ただ平成ママの私が感じたのは「母さんギツネそれでいいの?」って言う事でした。

自分がトラウマになるほど酷い目にあったのに、そこに子供を一人で行かせるなんて大丈夫なのか?
子供に何かあったら、母親が無責任だとかなんとか言われそう…なんて余計な心配までしてしまいました。

今の世の中に合わせて読んでしまうと、色々無理があるような…。

ちなみにこの「てぶくろをかいに」は1943年の初版です。
1943年と言えば太平洋戦争の真っ最中くらい。
当時の子育てってどんな感じだったのかなー。


想像でしかないけれど、当時は子供も沢山で、今より「子育てしてるのが当たり前」の世界だった気がする。

子供が沢山いて、便利な家電もない時代…。
今ほどは一人の子供にかける時間も余裕もなかったと思われます。

けれど余裕がないからこそ育てやすかったのかもしれない。
過保護になる余裕がないぶん自然とのびのびと育てられて、自然に親離れしていた気がしますが…どうでしょうか。


この「てぶくろをかいに」の後書きには、母さんギツネの行動を取り上げて「とにかく母親というものは子供の事になると過剰に心配してしまうものだ」
風な事が書かれていた気がします。
(本を図書館に返してしまったのでうろ覚えスミマセン)

…母さんギツネが心配しすぎなら、母さんギツネの行動が無責任だと思う私は、やっぱり過保護街道を突っ走りかけているんだろうなぁ。

まぁ、なんだかんだで子ギツネちゃんはケロッと無事に帰ってくるし、「子供は親が思うよりずっとたくましい」って言うお話でもあるんですよね。

人間の子供だって、親がいつまでも守ってあげられるわけじゃない。
今はともかく、子供がもう少し大きくなったら母さんギツネのように黙って見守るべき時期が来ることを忘れたくないなぁと思います。

過保護街道を突っ走りそうになったら、読み返したい絵本でした。

てぶくろをかいに (大人になっても忘れたくないいもとようこ名作絵本)

てぶくろをかいに (大人になっても忘れたくないいもとようこ名作絵本)