こどもとりびあ

地方で二人娘育てています。暮らし、子育て・知育のことなど。

国公立大学に入学できるのは18歳人口の一割!?

※当ブログはアフィリエイト広告を利用しています。

「子供にはやりたい事をやらせてやりたいし、納得行く進路を選んで欲しい」と言いつつも、心の底では「お願いだから国公立大学に行って欲しい…」と思っている保護者の方も多いのではないでしょうか。

はい、私のことです。

国公立大学と私立大学では、経済的な負担がかなり違うので仕方ないですよね(涙)
お金が沢山ある家庭ならいざ知らず、ごく普通の家庭にとって大学四年分の学費はかなりの負担です。子供が複数人いればなおさら…。

私も子供には是非、国公立大学に進学して欲しいと思っていたのですが…。 

軽い気持ちで「国公立大学の定員」を調べた所、「軽い気持ちで子供に国公立大学に行って欲しいとは言えない現実」を知ってしまいました…。


そもそも国公立大学の定員ってどのくらいなの?

f:id:awdrf:20190116122953j:plain

そもそも国公立大学の定員ってどのくらいかご存知ですか?
私は知りませんでした。

ズバリ、平成30年度の国立大学の定員は95650人らしいです。
そして公立大学の定員は約29000人。

国立と公立を合わせると、
95650+29000=124650(人)

国公立大学の定員はだいたい12万人くらい。

それでは、日本の18歳の人口は?18歳の何%が国公立大学に行けるの?

「国公立大学に12万人くらいの人が行けるのはわかった。しかしそれって多いの少ないの?」と思って、とりあえず日本の18歳人口を調べてみました。

内閣府の資料によると、平成30年度の日本の18歳人口は約118万人のようです。

国公立大学の定員が約12万人で、18歳の人口が118万人と言うことは、同じ学年の子供のうち一割程度が国公立大学に進学出来る計算になりますね。

実際には浪人して大学に行くパターンも結構あるので、だいたいの値になるとは思いますが。


国公立大学に進学出来るのは一学年の一割…!想像以上に少ない!

国公立大学に進学出来るのは、一学年のうち一割。
少ない…少ない!
想像以上に少ないですよね。

確か大学進学率は50%くらいなので「大学に行く子供の5人に1人は国公立大学」って感じでしょうか…。


「どこでもいいから、とにかく国公立大学!」という場合は、偏差値的には学年全体の上位二割くらいに入っていれば、国公立が射程圏内に入ってくるイメージだと思われます。
(ここで言う「学年の上位二割」と言うのは、例えば平均的なレベルの公立中学校の上位二割。もしくは全国の同じ学年の子供達を全員集めた中の上位二割のイメージです)


ただし、大学選びには子供の希望や将来就きたい職業等も関わってくるので、偏差値だけで考えるよりは厳しくなりそう。


そうなると、よっぽど成績の良い子供でもないかぎり、親が「学費が安い」からと軽い気持ちで国公立大学を勧めてしまうのは得策ではないですよね。
子供に「本当は工学部に行きたいけど、国立の理系は偏差値的に無理そうだったから、○○大学の文学部にする」とは言わせたくありません…。



なるべく国公立大学で学費を抑えて欲しい気持ちは変わりませんが、親としては私大の学費をどう工面するかシミュレーションしておく事も必要だと思いました。